本日9月21日は『世界アルツハイマーデー』です。
あわせて9月はアルツハイマー月間として、認知症への正しい理解を呼びかけるべく、さまざまな活動が積極的に行われています。
本日は、世界アルツハイマーデーにちなんで、日本の認知症医療の第一人者として知られる長谷川和夫先生の言葉を紹介します。
「認知症の症状が進んできているという自覚はあります。しかし、自分自身は変わっていないと思うこともあります。」
(著書『認知症でも心は豊かに生きている』より)
長谷川先生は精神科医であり、認知症の検査の際に用いられる長谷川式認知症スケールの生みの親でもあります。
晩年、ご自身も認知症となりました。惜しくも2021年に逝去されましたが、ご家族のサポートを受けながら、最期のときまで認知症について発信をし続けてこられ、上記の言葉にあるように認知症になっても変わらず「研究者としてのご自身」を貫き続けられました。
高齢化社会、誰もが認知症になりうる時代です。変わってしまうことだけでなく、変わらない姿や想いに寄り添うかかわりができたらな、と一支援者として感じました。 みなさんはどう感じたでしょうか。これを機会に、認知症についてぜひ理解を深めていただけたら嬉しいです。