昭和区社会福祉協議会発信!福祉情報紙
こころんねっと 第7号
2008年(平成20年)2月


●目次
1ページ目
特集 誰もが住みやすい社会のために共感する力を養う - 福祉教育の可能性 -
■昭和区の四つ葉のクローバー
2ページ目
特集 誰もが住みやすい社会のために共感する力を養う - 福祉教育の可能性 -
■地域ぐるみで福祉教育をすすめよう!
3ページ目
■セカンドライフ開拓史
■障がい者のノーマライゼーション「自分らしく生きるために」
■専門家に聞く 健康長寿のための習慣
■教えて!子育てママの本音
4ページ目
■昭和区共同募金委員会からのお知らせ
■玉腰先生のココロまんぷくお料理レシピ
■投稿王国
■講座・案内
■編集後記


1ページ目
特集 誰もが住みやすい社会のために共感する力を養う - 福祉教育の可能性 -

高齢者も大人も子どもも、障がいのある人もない人も、誰もが住みやすい社会をつくるためには、自分とは違う立場の人の気持ちを思いやることが大切です。いろいろな人の目線で社会を見つめ直したり、そのような人たちと交流を深める「福祉教育」が、今後地域でますます必要とされてきます。そこで今号では、昭和区で行われている福祉教育の事例を紹介します。

[写真・イラスト]大人、子ども、高齢者、障がい者が集まり、大きなハートを一緒に抱えているイラスト。ハートの中には、車いすに乗っている人や高齢者、視覚障がい者らが子どもたちとふれあっている写真。

■福祉教育
車いすの視線でまちを見る 【車いす体験教室】
昨年12月、吹上学区福祉推進協議会の主催で「車いす体験教室」が開催されました。この教室は15年以上前から毎年行われ、今年は学区の小学2年生から6年生まで約30人の子どもたちと、各町内会から約30人の大人たちが車いすを体験しました。
最初に、講師である「AJU自立の家」の三好さんから車いすの扱い方の説明がありました。三好さんには障がいがあり普段は車いすの生活です。車いすを使うことが生活の一部になっている三好さんの言葉には説得力があり、子どもも大人も熱心に聞き入っていました。その後、3コースに分かれて交替で車いすに乗ったり押したり、スーパーに入ったり、地下鉄のエレベーターの乗降や、切符を買う体験など、約一時間いつもと違った目線で、まち中をめぐりました。
「段差がたくさんあって危ないと思った」「お店では通路が狭くてとても通りにくかった」「手のひらや腕が痛くなった」など、実際に車いすを体験してみなければ分からない多くの”気づき“を得たようです。子どもたちの感想を聞き、三好さんは次のように締めくくりました。「今日の体験を通して、道路には段差があることなど普段気がつかないことに目を向けることができました。これからは、どうしたらそれらが改善できるのか一人でも多くの人に伝えていってほしい。つまり、困っている人のことを考えられるようになってほしいということです。何もそれは障がい者だけでなく友達に対しても同じことで、”相手の立場に立つことの大切さ“をこの体験で少しでも分かってもらえたらいいなと思います」。
初めは使い慣れない車いすに戸惑っている様子の子どももいましたが、終わってみると新しい視点を得た充実感でいっぱいとなったようです。
[写真]車いすに座ったままでは「券売機の操作が難しい」という現状に気づく子どもたち

●昭和区の四つ葉のクローバー
昭和区の住みよい地域づくりのために活動する人や団体を紹介します。

■ハンディキャップ編
水泳を通じて社会性を育む 「イルカ」
水泳サークル「イルカ」では、10名ほどの知的障がい児・者が週に一回水泳を楽しんでいます。12年前、障がい児を教える水泳教室がなかったことから、母親たちが中心となってサークルを立ち上げました。コミュニケーションをとりづらい子どもたちですが、順番を待つなどの社会的ルールを守ることや、自分の気持ちを表現することを、水泳を通じて学んできました。「水泳をすることで成長の様子がよく分かります」と代表の神野さん。3歩進んだつもりが4歩も下がってしまったように思うこともあったそうですが、根気よく積み重ねていくことで、大会に出場できるまでに成長した子どもたちもいます。水の中を自由に泳ぐことで、社会の荒波を超える力を育む。イルカはそんな学びの場でもあるようです。

【お知らせ】「イルカ」では会員(小学生以上)および、水泳指導のボランティアを募集しています。
練習場所と日時:昭和スポーツセンター(昭和区吹上2-6-15)毎週木曜日か土曜日のいずれか、午後5時30分〜7時、
障害者スポーツセンター(名東区勢子坊2-1501)毎週月曜日、午後5時30分〜7時30分
【問合せ先】 昭和区社会福祉協議会 TEL:884-5511
[写真]水泳を楽しむ参加者

■高齢者編
出演者も観客も元気になるエンターテイメント 「かれい倶楽部」
名古屋市高年大学鯱城学園福祉学科のOBが活動する「かれい倶楽部」。マジック、民謡、フラダンス、手話コーラス、銭太鼓を中心とした演目を高齢者福祉施設などで披露しています。メンバーはそれぞれが得意とする技に取り組んでいますが、中にはこの会に入ってから、つまり60〜70歳代でその技を習得した人もいるそうです。どのメンバーも、人前で表現することにやりがいを感じ練習に意欲的に取り組んでいます。「見てもらう人に喜んでいただくことが、自分たちの喜びです」と語る代表の長谷川さん。平成17年に会を立ち上げて以来ボランティア活動を重ねてきましたが、観客も巻き込んでの参加型のショーが好評で、出演依頼も続々と来ています。

【お知らせ】「夢・わくわくステージ」
日頃の練習の成果を披露します。
日時:2月23日(土)午前9時30分〜11時30分
場所:名古屋市熱田文化小劇場(名古屋市熱田区神宮三丁目1-15)
入場料:無料
※「かれい倶楽部」では訪問施設を募集しています。
【問合せ先】 かれい倶楽部代表 長谷川勝美 TEL:831-2546
[写真]マジックの道具を手にするメンバー

●社会福祉協議会ってなに?
社会福祉協議会は、誰もが安心して暮らすことのできる昭和区のため、住民のみなさんと一緒に福祉活動を計画し、実施していく民間の団体です。
マスコットキャラクター 「こころん」:あたたかい心で福祉のタネをまくイメージから生まれました。

こころんねっとは賛助会費を財源として作成しています。



2ページ目
■福祉教育
高齢者に受け入れられることで輝く生徒たち 【川名中学校の福祉学習】
川名中学校では「生きる力を育む」をテーマとした総合学習が行われています。未知のもの、自分とは違うものと出会ったときに、思いこみや偏見にとらわれて否定や拒絶をするのではなく、まずは接してみることで新たな理解を得て、自分の殻を破り成長することを目標としています。今年度の前期は、外国人留学生との交流を通じて、世界には日本とは違う文化をもった人々が暮らすことを知りました。
後期のテーマは福祉学習。その中でも誰でもいつかやってくる「老い」について考えています。自由に体を動かせ、夢に向かって自力で進むことのできる生徒たちと、心身の機能が低下しがちな高齢者。その違いを半年かけて学びつつある生徒たちですが、当初はテーマの重さに戸惑いがあったそうです。担当の吉田先生の指導のもと、本やテレビ、新聞などから老いに関する情報を集め、高齢者疑似体験で理解を深めた上で、実際に施設を訪問する予定です。以前、他の学校で教えていた吉田先生は、施設訪問をした生徒たちの劇的な変化に目を見張りました。生徒たちは、普段学校では見られない生き生きとした表情をしていたのです。学校では掃除が苦手な生徒が一所懸命車いすを磨いていたり、おとなしい生徒が高齢者と和やかに会話をしたり、クラスの”お調子者“が施設の中では人気者になったり。「高齢者の方々が、生徒をあるがままに受け入れてくださる。何か特別なことをしなくても、お互いがお互いの存在を認め合う、そんな体験が生徒たちの自信につながったようです」と吉田先生。実際に自分とは立場の違う人と触れあうことで、知識だけでは得られない、お互いに相手を思いやる気持ちを知ることができるようです。
[写真]高齢者疑似体験の様子

■福祉教育
みんな違ってみんな同じ 【視覚障害者と共に歩む会代表 名和晴代さん】
視覚障がい者の名和さんは、10年以上前から地元の小中学校で視覚障害者と共に歩む会の仲間と福祉実践教室を行っています。アイマスクをして見えない状態の体験や、視覚障がい者を誘導するガイド技術の体験だけでなく、ユーモアを交えて自らの体験を話します。「目が見えないからできないことはたくさんあるけど、目が見える人より先に知ることもあるんだよ。音響信号で東西南北が分かるし、コーヒーの香りで喫茶店を誰よりも早く見つけるんだよ」と、耳をすましたり、においをかいだり、触ってみることで視覚を補っていることを説明します。「人は皆、顔や声が違うように、健常者にも障がい者にも、それぞれ出来ることと出来ないことがあるんだよ」。障がいを単に違いととらえるのでなく、補助具や人のサポートで健常者と同じように生活を楽しめることを伝えています。
実践教室では、ゲームを通じて点字の体験や、視覚障がい者の生活を助ける様々な工夫を学びます。その際、名和さんは子どもたちの自発的な気づきを大切にしています。こうした気づきが他者への共感力を高めるのです。名和さんが街を歩いていると、以前実践教室で教えた子どもたちが声をかけて、手助けをしてくれるそうです。「今のうちに子どもたちに伝えれば、10年後20年後には思いやりを持つ人に育つと思う。学校と街と会が繋がって、明るい社会の”築き“に加われるのは幸せです」。こうした信念のもと、名和さんは福祉の種まきを続けています。
[写真]音声の出るパソコンで情報障害をクリアしたという名和さん

共感する力は、円滑なコミュニケーションに欠かせない要素です。今回は福祉教育を取り上げましたが、自分を取り巻くあらゆる人々に同じような目線で接することが住みよい社会づくりの第一歩になるのではないでしょうか。

福祉教育のネットワークを広げよう
- 福祉の学習と実践をすすめる会(仮称) -
学校や地域で取り組まれている福祉教育は、地域の方や障がいのある方々のご協力をいただいて行っています。社会福祉協議会では、このような福祉を伝える人材を地域の中で増やしていき、区内のいろんな場所で福祉教育の輪を広げていきたいと考えています。
福祉教育に携わる人のネットワークの第1歩として、1月10日、名古屋市社会福祉協議会主催の「福祉学習サポーター養成研修」修了者が集まり、今後の取り組みや関係者の研修について話し合いました。
今後は会のメンバーを増やすとともに、学校の先生や福祉施設の方も交えて、福祉教育について考える機会をどんどん作っていきたいと思います。
[写真]活発な意見の交換がなされました

地域ぐるみで福祉教育をすすめよう!
福祉教育とは学校で児童・生徒を対象に行われるだけのものではありません。地域や企業で、またあらゆる年代の人々がともに作り上げていくものです。その過程で、自分の住む地域や社会をあらためて見直し、住みよいまちづくりを目指す第一歩となります。一人ひとりの違いを認め、尊重しあえる社会のために、あなたも学校や地域、企業で福祉教育を始めてみませんか?
■福祉教育について
福祉教育を行う時、高齢者や障がい者を知るために高齢者疑似体験や車いす・アイマスクなどを体験することがあります。この体験から、生活や街の中でのバリアを考えるきっかけにつながります。しかしこれだけでは身体能力の低下や機能の障がいを知るだけにとどまってしまいます。障がいなどによる不便さがあっても、それはその人の一面であって、それ以前に一人の人間として、自己実現したいという願いがあることや、工夫しながら生活を楽しみ、誰かを助ける側にもなっていることを、様々な人とふれあい交流する中で伝えていくことが大切です。
■プログラムの例
□コミュニケーション手段などの体験
例:手話、点字、福祉機器体験
・様々なコミュニケーション手段があることを知る
・同時に、技術を完全に習得していなくてもコミュニケーションができることを体感する
□不便さを知る体験
例:車いす体験、アイマスク体験、高齢者疑似体験
・自分たちとの「違い」を知る
・障がいなどによる生活の不便さを体験し、バリアなどについて考える
□交流体験
・自分たちと「同じ」部分に気づく
・自分たちと同じように趣味やスポーツを楽しんだり、家族や友だちとの付き合いがあるという姿を知る
※これらはどれか一つだけの体験ですべてを理解したことにはなりません。また、体験を行う前後の取り組みの工夫が必要です。詳しくは社会福祉協議会までご相談ください。
TEL:884-5511 FAX:883-2231 E-mail:fukushi@showaku-shakyo.jp



3ページ目
●セカンドライフ開拓史
第二の人生を楽しく生きる中高年男性に、その様子をリポートしていただきました。

開拓団員No.3 船橋 秀之

私は趣味で野菜づくりをしています。また非常勤で、ある企業の顧問としてアドバイスを行っています。どちらも手をかければそれだけの成果があり、やりがいを感じています。しかし、最近地下鉄を利用するようになって、きちんと手をかけて育てられなかったと思われる若者たちの姿が目につくようになりました。例えば若者たちが足を広げて座り、恥じらいもなく堂々と飲食している姿は全く異様ですし、さらに優先席を譲る光景を、私はまず見たことがありません。礼儀作法をたたき込まれてきた私たちの時代と違い、親や学校がきちんと教えないのでしょうか。しかしその責任を親や学校にだけ押しつけるわけにはいきません。自宅の周囲には三日とあけず煙草の吸い殻やコンビニで買った食べ物の袋が落ちています。つまり、地域社会の大人にも子どもたちの範としての自覚が欠如しているのです。私たち一人ひとりが社会を育んでいくつもりで、良い行いという栄養を与えていきたいものです。

●障がい者のノーマライゼーション 「自分らしく生きるために」
障がい者・健常者の区別なく、自分が望むような生活をおくることのできる社会。そのためのノーマライゼーションについて広く考えていきましょう。

障がいのある子どもたちの個性を大切にする
児童デイサービス 「ネバーランド」
ネバーランドは、おもに発達障害の子どもたちが放課後や休日を過ごす施設です。火曜日はジャンボ風船遊び、金曜日はおやつ作りなど、毎日の集団としての予定は決められていますが、それぞれの子どもたちの興味によって、スタッフが個別に対応をしています。積み木で遊ぶ子、トランポリンに熱中する子…。また遊びを楽しむだけでなく、昼食を買いに行ったり、作ったりすることで、日常生活への関心を高めます。さらに近くの公園へ出かけたり、夏にはキャンプをするなど、自然に触れることで豊かな感性を育むとともに、社会での集団生活に適応できるような支援を行っています。
※ネバーランドでは、子どもたちと遊んでくれるボランティアを募集しています。

【問合せ先】児童デイサービス「ネバーランド」
場所:昭和区鶴舞4-14-22
TEL:745-8164 FAX:735-8801
E-mail:neverland@sarada-group.com
URL:http://www.sarada-group.com/never/neverland_toppage1.html

[写真]食への関心を育むため、子どもたちが主体となって昼食作り
[写真]子どもたちが遊ぶ広々とした部屋

●専門家に聞く 健康長寿のための習慣
長寿大国と言われる日本ですが、いくら長生きしても健康でなければ人生を楽しむことはできません。健康を保つためには毎日の生活習慣に留意することが大切です。その秘訣を各分野の専門家に聞きます。

健康を維持するための環境をつくりましょう
立松医院 院長 立松廣さん
[写真]「気の合うかかりつけ医がいることも大切です」

高齢者にとって、身体の機能を維持し心のハリを保つことが、寝たきりやボケを防ぐ第一歩です。食事、運動、睡眠、嗜好品、心のケアなど留意すべき点は生活全般にわたります。そのための習慣を日本臨床内科医会が「健康・長寿の10カ条」としてまとめました(下表)。ここに挙げた以外にも、風邪予防として加湿器などで部屋の湿度を保ったり、脳梗塞の原因ともなる脱水症状を防ぐために水分を補給するなど、日頃の細かな心がけが健康を維持する秘訣なのです。仲間同士で運動をするなど、積極的に健康のための環境づくりを行っていきましょう。
1. ゆっくり食べようよく噛んで、腹八分目で箸をお
2. お魚と大豆製品欠かさずに、野菜果物バランスOK
3. 毎日歩こう30分、足腰きたえて長寿への道
4. 早寝・早起き、タバコは吸わない、お酒もほどほど健康の秘訣
5. 頭を使ってボケ防止、毎日明るく夢を持て
6. 眠れない、食欲がない、元気がない、心の風邪か、まず相談
7. ストレスためずによく眠り、過労をさけて休養を
8. うがい・手洗い習慣つけて、防ごう風邪やインフルエンザ
9. あなたの健康家族の宝、すすんで健診、自己管理
10. いつでも何でも相談できる、かかりつけ医を持ちましょう

【問合せ先】
立松医院(内科・小児科・皮膚科)
診療時間:月〜土曜日/午前9時〜正午、月〜金曜日/午後6時〜8時
休診日:日・祝 場所:昭和区広見町5-55  TEL:841-3844

●教えて!子育てママの本音
公園、児童館、育児サークルなど…。子どもとの行動範囲が広がれば広がるほどお友だちと接する機会も増え、楽しいこともいっぱい。でも反面、お友だちとの付き合い方に悩んでいるというママも多いのでは? 今回も、ママたちの率直な声を聞いてみました。

第三回 お友だちと接するとき、どうしてる?

子ども同士のことだから…といっても
なる(2歳3ヶ月)ママ…お友だちと遊んでいるときガブって噛んじゃうことがある。1歳頃からで、「どうしてだろう?」って本当に悩んでいました。何か理由はあるんだろうけどそれがわからない。噛んでしまったお友だちに悪いという気持ちはもちろん、そのママに対しても申し訳ない気持ちでただただ平謝り…。
たっくん(2歳1ヶ月)ママ…何か言いたくて、でも言葉で伝えられないからガブっていっちゃうんだよね。うちは手を出すタイプじゃないけど、実際やられても子ども同士だし仕方ないかなぁって。子を持つ親ならみんなそう思うよ?
あっくん(3歳4ヶ月&1歳5ヶ月)ママ…悪いことをしたら「ごめんなさい」って言うのは3歳くらいにならないとできないしねぇ。でも、それを全てのママが理解してくれているわけじゃないからつらいんだよねぇ。

親子でルールを作り、お友だちとうまく接する

たっくんママ…うちは、「貸して」とか「どうぞ」とか「ごめんなさい」とかとりあえず言わせるように。言えることの方が少ないけど、いまのところその繰り返しかなぁって。
なるママ…私はルールというか、何かしてしまったら人前で怒らないようにしている。子どもにもプライドがあるみたいで、人前で怒ると意固地になってさらにエキサイトしちゃうことも。
あっくんママ…ブランコとか他のお友だちに交替しなくちゃいけないときは「すぐに交替しなさい」って言うのではなく、「あと10回やったら終わりね」という具合に親子内のルールを作っている。待っている子の親も、「お友だちは10回やったら代わってくれるよ」と子どもに言い聞かせられるし、お互いスムーズに。
一同…おお〜、さすが先輩ママ。参考になる!
編集…大人同士だって人付き合いというのは難しいもの。ましてや自分の気持ちをうまく伝えられない子ども同士はなおさらのこと。でも、感情を素直に外に出せるのは子どもの特権だと思いませんか? 子どもの気持ちを尊重しつつ親同士の関係もうまく築けるといいですね。
[写真]仲良く譲り合って遊ぶ場面も見られました

4ページ目
●昭和区共同募金委員会からのお知らせ
■「赤い羽根チャリティ展覧会」が開催されました
東海地方のクリエイターと昭和区民の方、障がい者の方の計15名によるチャリティ展覧会が平成19年10月29日(月)から12月15日(土)まで在宅サービスセンター2階通路にて開催されました。
油彩、水彩、鉛筆、版画、CGなど様々な技法で描かれた80点を超す作品。モチーフは人物、動物、植物、風景など作家によってさまざまでしたが、「赤い羽根」にふさわしく、どれも温かみの感じられるものでした。原画以外にポストカードの販売も行われ、多くの方に手にとっていただきました。展覧会は昭和区社会福祉協議会と東海地方のクリエイター集団miniature garden(ミニチュア・ガーデン)が企画運営し、障がいを持ちながら絵を描いている方々の参加で実現。売上の一部(76,242円)を赤い羽根共同募金にご寄付いただきました。
[写真]2階通路の壁に所狭しと並ぶ作品
[写真]鶴田平さん、山田桂子さん、チカさん、舟橋勝博さんの作品

■共同募金にご協力ありがとうございました!!
平成19年度の共同募金運動は、皆様のご理解と温かいご支援をいただき大きな成果をあげることができました。
一般募金 9,646,596円
歳末たすけあい募金 400,473円
皆様からお寄せいただきました募金は、愛知県共同募金会でまとめられた後、約2割は愛知県内の社会福祉施設の整備などに活用され、約8割は昭和区社会福祉協議会に配分され、昭和区内の子ども会や老人クラブ、ふれあいサロン活動など様々な地域福祉活動に活用されます。皆様のご協力に心よりお礼申し上げます。

●玉腰先生のココロまんぷく お料理レシピ
[写真]管理栄養士:玉腰明子「手軽につくれて栄養いっぱいのレシピをご紹介します!」
vol.7 春の玉ポテ
ジャガイモに含まれるビタミンCは熱に強く、火をとおしても壊れにくいため、ジャガイモを使った料理は成人病の予防や美容に効果的です。また高血圧を予防するカリウムや、貧血を防ぐ鉄分も多く含まれています。
■材料(4人分)
・ ジャガイモ:中4ヶ
・ コンビーフ:1缶
・ うずら卵:8個
・ プチトマト:8個
・ スナックエンドウ:12本
■作り方
1.ジャガイモは皮をむいて乱切りにし、ゆでた後すぐにつぶします。
2.ジャガイモが熱いうちに、ほぐしたコンビーフを入れてまぜ、塩・こしょうで味をととのえます。
3.2.を8等分にし、円形にととのえて中央をくぼませ、うずらの卵を落とし入れます。
4.フライパンに油を熱して3.を並べ、ふたをしてうずらの卵が半熟になるまで焼きます。
5.ゆでたスナックエンドウとプチトマトをそえます。
■ポイント:お好みでチーズやケチャップなどをトッピングして、いろいろな味をお楽しみください。

●投稿王国
川柳「私の町のいいところ」
「住めば都」という言葉通り、日々の生活の場に自然と愛着が湧くもの。皆さんは自分が住む町のどんな点がお気に入りですか?
・おはようとあいさつかわす町内会 【93歳女性】
・わが町の公園みどりあざやかに 【51歳男性】
・病院とコンビニ多く暮らし易(やす) 【56歳女性】

■募集&プレゼント
次号の投稿内容は、「写真・昭和区の私のいやしスポット」です。皆さんがいやされる昭和区の場所を写真に撮って、住所・氏名・年齢・電話番号をお書き添えの上、4月末日までに昭和区社会福祉協議会までお送りください。採用された方に、図書カード千円分を差し上げます。応募先は問合せ先をご覧ください。お待ちしています。

●講座・案内
福祉推進を目的とした各種イベント、行事、講座等(原則無料のもの)を紹介します。

キッズカーニバルしょうわ2008 ボランティア大募集
キッズカーニバルしょうわは、子どもたちが自ら企画運営する子どものおまつりです。子ども実行委員会とそれをサポートする地域の大人たちが半年かけて話し合いを重ね、準備します。おまつりを手伝ってくれる前日・当日のボランティアを募集します。半日でも片付けだけでも大歓迎です。
<準備>
■日時:3月1日(土)午前9時〜午後5時
■会場:昭和生涯学習センター(昭和区石仏町1-48)
■内容:テント張り、舞台づくり、お化け屋敷設営、いす運び等
<当日>
■日時:3月2日(日)午前9時〜午後5時
■会場:昭和生涯学習センター(昭和区石仏町1-48)
■内容:自転車整理、子どもの道路飛び出し予防、仮装行列付き添い、片付け・掃除等
<説明会>
■日時:2月9日(土)午後1時30分〜3時30分または2月23日(土)午前10時〜正午
■会場:昭和生涯学習センター(昭和区石仏町1-48)
■問合せ・申込先:昭和生涯学習センター・キッズカーニバルしょうわ実行委員会 TEL:852-1144

高齢者はつらつ長寿推進事業 はつらつクラブ参加者募集
楽しみながら介護予防について理解を深め、自主的な活動や地域活動などを通じて地域でいきいきとした生活が送れるよう支援するため、名古屋市から委託を受けて実施している事業です。
■内容:参加者の皆さんと一緒に、健康体操、音楽、ウォーキング、手芸、工作、レクリエーション等を 企画しながら実施。*カルチャーセンターではありません。
■参加期間:6ヶ月間(4月〜9月)。定員に満たない場合は途中からの参加も可。
■対象:市内在住の65歳以上の方(会場まで自分で来られる方)
■定員:1会場あたり20名
■費用:無料(材料実費分等ご負担いただく場合があります)
■申込方法:2月12日(火)から2月29日(水)までに社会福祉協議会へ来所いただくか、電話にて受付。 申込多数の場合は抽選。定員に満たない場合は引き続き申込を受付。
■ 問合せ先:昭和区社会福祉協議会 TEL:884-5511 FAX:883-2231
■はつらつクラブ実施会場と日時
月:午前:昭和スポーツセンター、午後:八事コミュニティセンター
火:午前:広路コミュニティセンター、午後:シティーファミリー八事集会所
水:午前:昭和区在宅サービスセンター(昭和区社会福祉協議会)、午後:市営住宅松風荘 集会所
木:午前:白金コミュニティセンター、午後:川原コミュニティセンター

●寄付
次の方々より本会へご寄付いただきました。寄付金は昭和区の社会福祉推進に有効に活用させていただきます。ありがとうございました。
・故 福田さゑ様
・松井喜一様
・昭和鯱城会様
・村雲学区女性会様
・宮田廣子様

●編集後記
■福祉教育のいろいろ紹介。皆様も是非参加しませんか?M・H
■相手を思うこと。それをみんなが自然にできたらどんな立場の人も当たり前に地域でくらせると思います。
Y・T
■私たちの町は、高齢者も子どもも多い、潤いのある優しい町です。後の世代にも受け継がれますように。
H・K
■まずふれあって、知り合って、がはじめの一歩と思います。T・T

●「こころんねっと第7号はいかがでしたか?」
「こころんねっと」へのご意見、ご感想をお寄せください。お待ちしています。また、目の不自由な方へ、この情報紙「こころんねっと」を録音したカセットテープの貸し出しを行っています(無料)。ご希望の方はご連絡ください。講座案内の掲載についてもお問合せください。

社会福祉法人名古屋市昭和区社会福祉協議会
[イラスト]社協の地図
【お問合せ先】
〒466-0051 名古屋市昭和区御器所三丁目18番1号
TEL:052-884-5511 FAX:052-883-2231
E-mail:fukushi@showaku-shakyo.jp
URL:http://www.showaku-shakyo.jp
【交通のご案内】
地下鉄:鶴舞線「荒畑」駅4番出口から徒歩5分
市バス:栄20系統・昭和区系統(右まわり・左まわり)「荒畑」下車


発行 社会福祉法人名古屋市昭和区社会福祉協議会
〒466-0051 名古屋市昭和区御器所3-18-1
TEL:052-884-5511 FAX:052-883-2231
E-mail:fukushi@showaku-shakyo.jp
URL:http://www.showaku-shakyo.jp

編集 株式会社リベルタ
〒468-0011 名古屋市天白区平針2-1111
A2ビル207号
TEL:052-808-0429 FAX:052-808-0421
E-mail:libertad@mbp.nifty.com

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